2021年10月11日

【問21-30解答解説】二級ボイラー技師免許試験(令和3年10月公表問題)

解説は作成中
解答
問21:2
問22:3
問23:5
問24:4
問25:3
問26:1
問27:1
問28:5
問29:3
問30:5

【問21-30】二級ボイラー技師免許試験(令和3年10月公表問題)

問21
ボイラーの液体燃料の供給装置について、適切でないものは次のうちどれか。

  1. 燃料油タンクは、用途により貯蔵タンクとサービスタンクに分類される。
  2. 貯蔵タンクには、自動油面調節装置を取り付ける。
  3. サービスタンクの貯油量は、一般に最大燃焼量の2時間分程度とする。
  4. 油ストレーナは、油中の土砂、鉄さび、ごみなどの固形物を除去するものである。
  5. 油加熱器には、蒸気式と電気式がある。

問22
重油に含まれる成分などによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
  2. 水分が多いと、熱損失が増加する。
  3. 硫黄分は、主にボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。
  4. 灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し、伝熱を阻害する。
  5. スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。
問23
石炭の工業分析において、分析値として表示されない成分は次のうちどれか。

  1. 水分
  2. 灰分
  3. 揮発分
  4. 固定炭素
  5. 水素
問24
ボイラーにおける気体燃料の燃焼方式について、誤っているものは次のうち どれか。

  1. 拡散燃焼方式は、ガスと空気を別々にバーナに供給し、燃焼させる方法である。
  2. 拡散燃焼方式を採用した基本的なボイラー用バーナとして、センタータイプバーナがある。
  3. 拡散燃焼方式は、火炎の広がり、長さなどの調節が容易である。
  4. 予混合燃焼方式は、安定した火炎を作りやすいので、大容量バーナに採用されやすい。
  5. 予混合燃焼方式は、気体燃料に特有な燃焼方式である。
問25
ボイラーの圧力噴霧式バーナの噴射油量を調節し、又はその調節範囲を大き くする方法として、最も適切でないものは次のうちどれか。

  1. バーナの数を加減する。
  2. バーナのノズルチップを取り替える。
  3. 油加熱器を用いる。
  4. 戻り油式圧力噴霧バーナを用いる。
  5. プランジャ式圧力噴霧バーナを用いる。
問26
ボイラーの燃料の燃焼により発生するNOxの抑制方法として、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間を長くする。
  2. 窒素化合物の少ない燃料を使用する。
  3. 燃焼域での酸素濃度を低くする。
  4. 濃淡燃焼法によって燃焼させる。
  5. 排ガス再循環法によって燃焼させる。
問27
ボイラー用気体燃料について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 気体燃料は、石炭や液体燃料に比べて成分中の水素に対する炭素の比率が高い。
  2. 都市ガスは、液体燃料に比べてNOxやCO2の排出量が少なく、また、SOxはほとんど排出しない。
  3. LPGは、都市ガスに比べて発熱量が大きく、密度が大きい。
  4. 液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料には、LPGを使用することが多い。
  5. 特定のエリアや工場で使用される気体燃料には、石油化学工場で発生するオフガスがある。
問28
燃料の分析及び性質について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられる。
  2. 発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量である。
  3. 液体燃料及び固体燃料の発熱量の単位は、通常、MJ/kgで表す。
  4. 低発熱量は、高発熱量から水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいう。
  5. 高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水分及び炭素の割合によって決まる。
問29
ボイラーの燃焼における一次空気及び二次空気について、誤っているものは 次のうちどれか。

  1. 油・ガスだき燃焼における一次空気は、噴射された燃料の周辺に供給され、初期燃焼を安定させる。
  2. 油・ガスだき燃焼における二次空気は、旋回又は交差流によって燃料と空気の混合を良好にして、燃焼を完結させる。
  3. 微粉炭バーナ燃焼における二次空気は、微粉炭と予混合してバーナに送入される。
  4. 火格子燃焼における一次空気は、一般の上向き通風の場合、火格子下から送入される。
  5. 火格子燃焼における二次空気は、燃料層上の可燃性ガスの火炎中に送入される。
問30
ボイラーの通風に関して、適切でないものは次のうちどれか。

  1. 炉及び煙道を通して起こる空気及び燃焼ガスの流れを、通風という。
  2. 煙突によって生じる自然通風力は、煙突内のガス温度が高いほど強くなる。
  3. 押込通風は、燃焼用空気をファンを用いて大気圧より高い圧力の炉内に押し込むものである。
  4. 誘引通風は、燃焼ガス中に、すす、ダスト及び腐食性物質を含むことが多く、かつ、燃焼ガスが高温のためファンの腐食や摩耗が起こりやすい。
  5. 平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用したもので、炉内圧を大気圧よりわずかに高く調節する。

【問11-20解答解説】二級ボイラー技師免許試験(令和3年10月公表問題)



解答
問11:4
問12:1
問13:4
問14:2
問15:5
問16:5
問17:4
問18:1
問19:5
問20:2
問11
ボイラーの点火前の点検・準備について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 液体燃料の場合は油タンク内の油量を、ガス燃料の場合はガス圧力を調べ、適正であることを確認する。
  2. 験水コックがある場合には、水部にあるコックを開けて、水が噴き出すことを確認する。
  3. 圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と取り替える。
  4. 水位を上下して水位検出器の機能を試験し、給水ポンプが設定水位の上限において、正確に起動することを確認する。
  5. 煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転し、炉及び煙道内のプレパージを行う。
答:4
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 正しい。残針は針が0に戻らない状態を意味する
  4. 給水ポンプが起動するのは水位の下限。水位検出器は上限で水の停止、下限で給水が行われる
  5. 正しい

問12
ボイラーの水管理について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. マグネシウム硬度は、水中のカルシウムイオンの量を、これに対応する炭酸マグネシウムの量に換算し、試料1リットル中のmg数で表す。
  2. 水溶液が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンの量により定まる。
  3. 常温(25°C)でpHが7は中性、7を超えるものはアルカリ性である。
  4. 酸消費量は、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分の量を示すものである。
  5. 酸消費量には、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)がある。
答:1
  1. マグネシウム硬度は、水中のマグネシウムイオンの量を炭酸カルシウムの量に換算したもの。管内のスラッジ生成抑制のため硬度管理が必要。
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 正しい
  5. 正しい。pH4.8はメチルオレンジ、pH8.3はフェノールフタレインに由来。
問13
ボイラーの酸洗浄に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A:酸洗浄の使用薬品には、りん酸が多く用いられる。
B:酸洗浄は、酸によるボイラーの腐食を防止するため抑制剤(インヒビタ) を添加して行う。
C:薬液で洗浄した後は、中和防錆処理を行ってから、水洗する。
D:シリカ分の多い硬質スケールを酸洗浄するときは、所要の薬液で前処理を行い、スケールを膨潤させる。

  1. A, B, C
  2. A, B, D
  3. A, C
  4. B, D
  5. B, C, D
答:4

A:酸洗浄は通常、塩酸を使用する。
B:正しい
C:水洗後、中和防錆処理を行う
D:正しい
問14
油だきボイラーが運転中に突然消火する原因に関するAからDまでの記述で、 正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A:蒸気(空気)噴霧式バーナの場合、噴霧蒸気(空気)の圧力が高すぎる。
B:燃料油の温度が低すぎる。
C:燃料油弁を絞りすぎる。
D:炉内温度が高すぎる。

  1. A, B
  2. A, B, C
  3. A, C
  4. B, C, D
  5. B, D
答:2

A:正しい
B:正しい
C:正しい
D:高い炉内温度は燃焼の妨げにはならない。
問15
ボイラーに給水するディフューザポンプの取扱いについて、適切でないものは次のうちどれか。

  1. メカニカルシール式の軸については、水漏れがないことを確認する。
  2. 運転前に、ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く。
  3. 起動は、吐出し弁を全閉、吸込み弁を全開にした状態で行い、ポンプの回転と水圧が正常になったら吐出し弁を徐々に開き、全開にする。
  4. 運転中は、振動、異音、偏心などの異常の有無及び軸受の過熱、油漏れなどの有無を点検する。
  5. 運転を停止するときは、ポンプ駆動用電動機を止めた後、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にする。
答:5
  1. 正しい。グランドパッキン式シールの場合は、少量の水が滴下する程度にパッキンを締めておく。
  2. 正しい。空気を抜き満水状態で起動する。
  3. 正しい。空運転を行うとポンプ内部が焼付くため、吐出し弁は全閉で起動する
  4. 正しい
  5. 停止時は、吐出し弁を徐々に絞り、全閉してから電動機を停止する。空運転防止のため。
問16
ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
  2. 軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
  3. 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
  4. 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがある。
  5. 低圧ボイラーの酸消費量付与剤としては、塩化ナトリウムが用いられる。
答:5
  1. 正しい
  2. 正しい。不溶性の炭酸塩、リン酸塩となる
  3. 正しい。溶存酸素を除去することで腐食対策となる
  4. 正しい。タンニンは脱酸素剤としても用いられる
  5. 酸消費量付与剤としては、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムが用いられる。
問17
ボイラーの蒸気圧力上昇時の取扱いについて、適切でないものは次のうちど れか。

  1. 点火後は、ボイラー本体に大きな温度差を生じさせないように、かつ、局部的な過熱を生じさせないように時間をかけ、徐々に昇圧する。
  2. ボイラーをたき始めるとボイラー水の膨張により水位が上昇するので、2個の水面計の水位の動き具合に注意する。
  3. 蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから、空気抜弁を閉じる。
  4. 圧力上昇中の圧力計の背面を点検のため指先で軽くたたくことは、圧力計を損傷するので行ってはならない。
  5. 整備した直後のボイラーでは、使用開始後にマンホール、掃除穴などの蓋取付け部は、漏れの有無にかかわらず、昇圧中や昇圧後に増し締めを行う。
答:4
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 圧力計が正しく作動していることを確かめるため、背面を指先で軽くたたく。指針の動きが円滑でない場合は、予備の圧力計と交換する。
  5. 正しい
問18
ボイラーの水面測定装置の取扱いについて、誤っているものは次のうちどれ か。

  1. 水面計の蒸気コック、水コックを閉じるときは、ハンドルを管軸に対し直角方向にする。
  2. 水面計の機能試験は、毎日行う。
  3. 水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、誤操作を防ぐため、全開にしてハンドルを取り外しておく。
  4. 水柱管の水側連絡管の取付けは、ボイラー本体から水柱管に向かって上がり勾配とする。
  5. 水側連絡管のスラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により、毎日1回吹出しを行う。
答:1
  1. 水面計のコックは、ハンドルが管軸と直角になった場合に開く。圧力計などの一般のコックと異なるため注意
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 正しい。下がり勾配はスラッジがたまり、連絡管の閉そくの原因になるため避ける。
  5. 正しい
問19
ボイラーにおけるスケール及びスラッジの害として、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 熱の伝達を妨げ、ボイラーの効率を低下させる。
  2. 炉筒、水管などの伝熱面を過熱させる。
  3. 水管の内面に付着すると、水の循環を悪くする。
  4. ボイラーに連結する管、コック、小穴などを詰まらせる。
  5. ウォータハンマを発生させる。
答:5
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 正しい
  5. ウォータハンマは、管内を水のかたまりが高速で移動し、エルボやバルブに強い衝撃を与えるもの。スケールやスラッジの害ではない。
問20
ボイラーにキャリオーバが発生した場合の処置として、最も適切でないものは次のうちどれか。

  1. 燃焼量を下げる。
  2. 主蒸気弁を急開して蒸気圧力を下げる。
  3. ボイラー水位が高いときは、一部を吹出しする。
  4. ボイラー水の水質試験を行う。
  5. ボイラー水が過度に濃縮されたときは、吹出し量を増し、その分を給水する。
答:2
キャリオーバにはプライミング(水気立ち:ボイラー水が水滴となり蒸気とともに運び出される)とホーミング(泡立ち:泡がドラム内に発生することで蒸気に水分が混入し運び出される)がある。
  1. 正しい。
  2. 主蒸気弁を急開するとキャリオーバを発生させる。
  3. 正しい
  4. 正しい。溶解性蒸発残留物が過度に濃縮するとホーミング(泡立ち)が生じるので、水質試験により吹出し量を調整する。
  5. 正しい

2021年10月10日

【問11-20】二級ボイラー技師免許試験(令和3年10月公表問題)

問11
ボイラーの点火前の点検・準備について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 液体燃料の場合は油タンク内の油量を、ガス燃料の場合はガス圧力を調べ、適正であることを確認する。
  2. 験水コックがある場合には、水部にあるコックを開けて、水が噴き出すことを確認する。
  3. 圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と取り替える。
  4. 水位を上下して水位検出器の機能を試験し、給水ポンプが設定水位の上限において、正確に起動することを確認する。
  5. 煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転し、炉及び煙道内のプレパージを行う。

問12
ボイラーの水管理について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. マグネシウム硬度は、水中のカルシウムイオンの量を、これに対応する炭酸マグネシウムの量に換算し、試料1リットル中のmg数で表す。
  2. 水溶液が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンの量により定まる。
  3. 常温(25°C)でpHが7は中性、7を超えるものはアルカリ性である。
  4. 酸消費量は、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分の量を示すものである。
  5. 酸消費量には、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)がある。
問13
ボイラーの酸洗浄に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A:酸洗浄の使用薬品には、りん酸が多く用いられる。
B:酸洗浄は、酸によるボイラーの腐食を防止するため抑制剤(インヒビタ) を添加して行う。
C:薬液で洗浄した後は、中和防錆処理を行ってから、水洗する。
D:シリカ分の多い硬質スケールを酸洗浄するときは、所要の薬液で前処理を行い、スケールを膨潤させる。

  1. A, B, C
  2. A, B, D
  3. A, C
  4. B, D
  5. B, C, D
問14
油だきボイラーが運転中に突然消火する原因に関するAからDまでの記述で、 正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A:蒸気(空気)噴霧式バーナの場合、噴霧蒸気(空気)の圧力が高すぎる。
B:燃料油の温度が低すぎる。
C:燃料油弁を絞りすぎる。
D:炉内温度が高すぎる。

  1. A, B
  2. A, B, C
  3. A, C
  4. B, C, D
  5. B, D
問15
ボイラーに給水するディフューザポンプの取扱いについて、適切でないものは次のうちどれか。

  1. メカニカルシール式の軸については、水漏れがないことを確認する。
  2. 運転前に、ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く。
  3. 起動は、吐出し弁を全閉、吸込み弁を全開にした状態で行い、ポンプの回転と水圧が正常になったら吐出し弁を徐々に開き、全開にする。
  4. 運転中は、振動、異音、偏心などの異常の有無及び軸受の過熱、油漏れなどの有無を点検する。
  5. 運転を停止するときは、ポンプ駆動用電動機を止めた後、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にする。
問16
ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
  2. 軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
  3. 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
  4. 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがある。
  5. 低圧ボイラーの酸消費量付与剤としては、塩化ナトリウムが用いられる。
問17
ボイラーの蒸気圧力上昇時の取扱いについて、適切でないものは次のうちど れか。

  1. 点火後は、ボイラー本体に大きな温度差を生じさせないように、かつ、局 部的な過熱を生じさせないように時間をかけ、徐々に昇圧する。
  2. ボイラーをたき始めるとボイラー水の膨張により水位が上昇するので、2 個の水面計の水位の動き具合に注意する。
  3. 蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから、空気抜弁を閉じる。
  4. 圧力上昇中の圧力計の背面を点検のため指先で軽くたたくことは、圧力計を損傷するので行ってはならない。
  5. 整備した直後のボイラーでは、使用開始後にマンホール、掃除穴などの蓋取付け部は、漏れの有無にかかわらず、昇圧中や昇圧後に増し締めを行う。
問18
ボイラーの水面測定装置の取扱いについて、誤っているものは次のうちどれ か。

  1. 水面計の蒸気コック、水コックを閉じるときは、ハンドルを管軸に対し直 角方向にする。
  2. 水面計の機能試験は、毎日行う。
  3. 水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、誤操作を防ぐため、全開にしてハンドルを取り外しておく。
  4. 水柱管の水側連絡管の取付けは、ボイラー本体から水柱管に向かって上がり勾配とする。
  5. 水側連絡管のスラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により、毎日1回吹出しを行う。
問19
ボイラーにおけるスケール及びスラッジの害として、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 熱の伝達を妨げ、ボイラーの効率を低下させる。
  2. 炉筒、水管などの伝熱面を過熱させる。
  3. 水管の内面に付着すると、水の循環を悪くする。
  4. ボイラーに連結する管、コック、小穴などを詰まらせる。
  5. ウォータハンマを発生させる。
問20
ボイラーにキャリオーバが発生した場合の処置として、最も適切でないものは次のうちどれか。

  1. 燃焼量を下げる。
  2. 主蒸気弁を急開して蒸気圧力を下げる。
  3. ボイラー水位が高いときは、一部を吹出しする。
  4. ボイラー水の水質試験を行う。
  5. ボイラー水が過度に濃縮されたときは、吹出し量を増し、その分を給水する。

【表紙】二級ボイラー技師免許試験(令和3年10月公表問題)


令和3年10月公表問題

質問、誤字脱字等ありましたら、コメントいただけると幸いです。

ボイラーの構造に関する知識(問1-10)

問題

解答

ボイラーの取扱いに関する知識(問11-20)

問題

解答

燃料及び燃焼に関する知識(問21-30)

問題

解答(作成中)

関係法令(問31-40)

問題

解答(作成中)


【問1-10】二級ボイラー技師免許試験(令和3年10月公表問題)



【ボイラーの構造に関する知識】

解答はこちら

問1
伝熱について、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 温度の高い部分から低い部分に熱が移動する現象を伝熱という。
  2. 伝熱作用は、熱伝導、熱伝達及び放射伝熱の三つに分けることができる。
  3. 温度が一定でない物体の内部で、温度の高い部分から低い部分へ、順次、熱が伝わる現象を熱伝達という。
  4. 空間を隔てて相対している物体間に伝わる熱の移動を放射伝熱という。
  5. 高温流体から固体壁を通して、低温流体へ熱が移動する現象を熱貫流又は熱通過という。
問2
水管ボイラーと比較した丸ボイラーの特徴として、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 蒸気使用量の変動による水位変動が小さい。
  2. 高圧のもの及び大容量のものには適さない。
  3. 構造が簡単で、設備費が安く、取扱いが容易である。
  4. 伝熱面積当たりの保有水量が少なく、破裂の際の被害が小さい。
  5. 起動から所要蒸気発生までの時間が長い。
問3
ボイラーに使用する計測器について、適切でないものは次のうちどれか。
  1. ブルドン管圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がることを利用している。
  2. 差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
  3. 容積式流量計は、ケーシングの中で、だ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。
  4. 二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。
  5. マルチポート水面計は、金属製の箱に小さな丸い窓を配列し、円形透視式ガラスをはめ込んだもので、一般に使用できる圧力が平形透視式水面計より低い。
問4
ボイラーに用いられるステーについて、適切でないものは次のうちどれか。
  1. 平鏡板は、圧力に対して強度が弱く変形しやすいので、大径のものや高い圧力を受けるものはステーによって補強する。
  2. 棒ステーは、棒状のステーで、胴の長手方向(両鏡板の間)に設けたものを長手ステー、斜め方向(鏡板と胴板の間)に設けたものを斜めステーという。
  3. 管ステーを火炎に触れる部分にねじ込みによって取り付ける場合には、焼損を防ぐため、管ステーの端部を板の外側へ10mm程度突き出す。
  4. 管ステーは、煙管よりも肉厚の鋼管を管板に溶接又はねじ込みによって取り付ける。
  5. ガセットステーは、平板によって鏡板を胴で支えるもので、溶接によって取り付ける。
問5
次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「ボイラーの胴の蒸気室の頂部に[ A ]を直接開口させると、水滴を含んだ蒸気が送気されやすいため、低圧ボイラーには、大径のパイプの[ B ]の多数 の穴から蒸気を取り入れ、蒸気流の方向を変えて、胴内に水滴を流して分離する[ C ]が用いられる。」

ABC
1主蒸気管上面沸水防止管
2主蒸気管上面蒸気トラップ
3給水内管下面気水分離器
4給水内管下面沸水防止管
5給水内管下面蒸気トラップ
問6
鋳鉄製ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 蒸気ボイラーの場合、その使用圧力は0.1MPa以下に限られる。
  2. 暖房用蒸気ボイラーでは、重力循環式の場合、給水管はボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。
  3. ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管は、安全低水面以下150mm以内の高さに取り付ける。
  4. ウェットボトム式は、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている。
  5. 鋼製ボイラーに比べ、熱による不同膨張によって割れが生じやすい。
問7
ボイラーの吹出し装置について、適切でないものは次のうちどれか。
  1. 吹出し管は、ボイラー水の濃度を下げたり、沈殿物を排出するため、胴又はドラムに設けられる。
  2. 吹出し弁には、スラッジなどによる故障を避けるため、玉形弁又はアングル弁が用いられる。
  3. 最高使用圧力1MPa未満のボイラーでは、吹出し弁の代わりに吹出しコックが用いられることが多い。
  4. 大形のボイラー及び高圧のボイラーには、2個の吹出し弁を直列に設け、ボイラーに近い方に急開弁、遠い方に漸開弁を取り付ける。
  5. 連続吹出し装置は、ボイラー水の濃度を一定に保つように調節弁によって吹出し量を加減し、少量ずつ連続的に吹き出す装置である。
問8
ボイラーのエコノマイザに関するAからDまでの記述で、正しいもののみを 全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A エコノマイザは、煙道ガスの余熱を回収して燃焼用空気の予熱に利用する装置である。 
B エコノマイザを設置すると、燃料の節約となり、ボイラー効率は向上するが、通風抵抗は増加する。 
C エコノマイザは、燃料の性状によっては低温腐食を起こすことがある。 
D エコノマイザを設置すると、乾き度の高い飽和蒸気を得ることができる。
  1. A, B, C
  2. A, C
  3. A, D
  4. B, C
  5. B, C, D
問9
ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。
  1. オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  2. ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  3. 比例動作による制御は、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように動作する制御である。
  4. 積分動作による制御は、偏差の時間積分値に比例して操作量を増減するように動作する制御である。
  5. 微分動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作する制御である。
問10
ボイラーのドラム水位制御について、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 水位制御は、負荷の変動に応じて給水量を調節するものである。
  2. 単要素式は、水位だけを検出し、その変化に応じて給水量を調節する方式である。
  3. 二要素式は、水位と蒸気流量を検出し、その変化に応じて給水量を調節する方式である。
  4. 電極式水位検出器は、蒸気の凝縮によって検出筒内部の水の純度が高くなると、正常に作動しなくなる。
  5. 熱膨張管式水位調整装置には、単要素式はあるが、二要素式はない。

【問1-10解答解説】二級ボイラー技師免許試験(令和3年10月公表問題)

 

問題はこちら

解答
問1:3
問2:4 
問3:5
問4:3
問5:1
問6:2
問7:2
問8:4
問9:3
問10:5
問1
伝熱について、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 温度の高い部分から低い部分に熱が移動する現象を伝熱という。
  2. 伝熱作用は、熱伝導、熱伝達及び放射伝熱の三つに分けることができる。
  3. 温度が一定でない物体の内部で、温度の高い部分から低い部分へ、順次、熱が伝わる現象を熱伝達という。
  4. 空間を隔てて相対している物体間に伝わる熱の移動を放射伝熱という。
  5. 高温流体から固体壁を通して、低温流体へ熱が移動する現象を熱貫流又は 熱通過という。
答:3
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 温度が一定でない物体の内部で、温度の高い部分から低い部分へ、順次、熱が伝わる現象は熱伝導である
  4. 正しい
  5. 正しい

問2
水管ボイラーと比較した丸ボイラーの特徴として、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 蒸気使用量の変動による水位変動が小さい。
  2. 高圧のもの及び大容量のものには適さない。
  3. 構造が簡単で、設備費が安く、取扱いが容易である。
  4. 伝熱面積当たりの保有水量が少なく、破裂の際の被害が小さい。
  5. 起動から所要蒸気発生までの時間が長い。
答:4
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 丸ボイラーは、水管ボイラーに比べて伝熱面積あたりの保有水量が大きく、破裂の際の被害が大きい
  5. 正しい
問3
ボイラーに使用する計測器について、適切でないものは次のうちどれか。
  1. ブルドン管圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がることを利用している。
  2. 差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
  3. 容積式流量計は、ケーシングの中で、だ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。
  4. 二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。
  5. マルチポート水面計は、金属製の箱に小さな丸い窓を配列し、円形透視式ガラスをはめ込んだもので、一般に使用できる圧力が平形透視式水面計より低い。
答:5
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 正しい
  5. マルチポート水面計は、金属製の箱に窓を配列し、円形透過式ガラスをはめ込んだもの。平形透過式水面計よりも高い圧力で使用できる
問4
ボイラーに用いられるステーについて、適切でないものは次のうちどれか。
  1. 平鏡板は、圧力に対して強度が弱く変形しやすいので、大径のものや高い圧力を受けるものはステーによって補強する。
  2. 棒ステーは、棒状のステーで、胴の長手方向(両鏡板の間)に設けたものを長手ステー、斜め方向(鏡板と胴板の間)に設けたものを斜めステーという。
  3. 管ステーを火炎に触れる部分にねじ込みによって取り付ける場合には、焼損を防ぐため、管ステーの端部を板の外側へ10mm程度突き出す。
  4. 管ステーは、煙管よりも肉厚の鋼管を管板に溶接又はねじ込みによって取り付ける。
  5. ガセットステーは、平板によって鏡板を胴で支えるもので、溶接によって取り付ける。
答:3
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 火炎に触れる部分に管ステーを取り付ける場合は、端部を縁曲げして焼損を防ぐ。外だき横煙管ボイラーの後管板で見られる。
  4. 正しい
  5. 正しい
問5
次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「ボイラーの胴の蒸気室の頂部に[ A ]を直接開口させると、水滴を含んだ蒸気が送気されやすいため、低圧ボイラーには、大径のパイプの[ B ]の多数の穴から蒸気を取り入れ、蒸気流の方向を変えて、胴内に水滴を流して分離する[ C ]が用いられる。」

ABC
1主蒸気管上面沸水防止管
2主蒸気管上面蒸気トラップ
3給水内管下面気水分離器
4給水内管下面沸水防止管
5給水内管下面蒸気トラップ

答:1

気水分離器と沸水防止管は同じものを指すので注意。。。
ボイラー水が水滴となって蒸気とともに運び出されるプライミングを防止するための装置である。
なお、蒸気トラップは配管内に溜まったドレンを排出する装置である。
スチームトラップとも呼ばれる。
問6
鋳鉄製ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 蒸気ボイラーの場合、その使用圧力は0.1MPa以下に限られる。
  2. 暖房用蒸気ボイラーでは、重力循環式の場合、給水管はボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。
  3. ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管は、安全低水面以下150mm以内の高さに取り付ける。
  4. ウェットボトム式は、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている。
  5. 鋼製ボイラーに比べ、熱による不同膨張によって割れが生じやすい。
答:2
  1. 正しい
  2. 給水管はボイラーに直接ではなく、返り管に取り付ける。鋳鉄製の暖房用蒸気ボイラーは、原則復水を循環使用しているため、返り管を備えている。
  3. 正しい。給水時のウォータハンマの発生を防止するため、安全低水面150mm以内の高さとする。なお重力循環式の場合は安全低水位面と一致させなければならないため、注意。
  4. 正しい
  5. 正しい
問7
ボイラーの吹出し装置について、適切でないものは次のうちどれか。
  1. 吹出し管は、ボイラー水の濃度を下げたり、沈殿物を排出するため、胴又はドラムに設けられる。
  2. 吹出し弁には、スラッジなどによる故障を避けるため、玉形弁又はアングル弁が用いられる。
  3. 最高使用圧力1MPa未満のボイラーでは、吹出し弁の代わりに吹出しコックが用いられることが多い。
  4. 大形のボイラー及び高圧のボイラーには、2個の吹出し弁を直列に設け、ボイラーに近い方に急開弁、遠い方に漸開弁を取り付ける。
  5. 連続吹出し装置は、ボイラー水の濃度を一定に保つように調節弁によって吹出し量を加減し、少量ずつ連続的に吹き出す装置である。
答:2
  1. 正しい
  2. 吹出し弁には、仕切弁又はY形弁が用いられる。玉形弁(グローブ弁)は内部の流体の流れがS字になっており、スラッジが堆積すると作動不良等の問題が生じることがある。
  3. 正しい
  4. 正しい。急開弁は全閉状態から短時間に全開できるものを指す。漸開弁は全閉状態から全開までに弁軸を5回以上まわす必要があるものを指す。急激な水面低下を防止するため、開ける際は急開弁→漸開弁、閉める際は漸開弁→急開弁の順で操作する。
  5. 正しい
問8
ボイラーのエコノマイザに関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A エコノマイザは、煙道ガスの余熱を回収して燃焼用空気の予熱に利用する装置である。 
B エコノマイザを設置すると、燃料の節約となり、ボイラー効率は向上するが、通風抵抗は増加する。 
C エコノマイザは、燃料の性状によっては低温腐食を起こすことがある。 
D エコノマイザを設置すると、乾き度の高い飽和蒸気を得ることができる。
  1. A, B, C
  2. A, C
  3. A, D
  4. B, C
  5. B, C, D
答:4

A:エコノマイザは燃焼用空気ではなく、給水の予熱を行う。
B:正しい
C:正しい。排ガス中の硫黄酸化物による酸露点腐食に注意を要する
D:乾き度は湿り蒸気中に含まれる水分の量である。エコノマイザにより給水を予熱しても直接的に乾き度に影響は与えない。
問9
ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。
  1. オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  2. ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  3. 比例動作による制御は、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように動作する制御である。
  4. 積分動作による制御は、偏差の時間積分値に比例して操作量を増減するように動作する制御である。
  5. 微分動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作する制御である。
答:3
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 比例動作による制御は、偏差の大きさ(制御量と目標値の差)に比例して操作量を増減するものである。比例動作のみではオフセット(偏差が一定の大きさで継続するもの)を解消することはできない。
  4. 正しい
  5. 正しい
問10
ボイラーのドラム水位制御について、誤っているものは次のうちどれか。
  1. 水位制御は、負荷の変動に応じて給水量を調節するものである。
  2. 単要素式は、水位だけを検出し、その変化に応じて給水量を調節する方式である。
  3. 二要素式は、水位と蒸気流量を検出し、その変化に応じて給水量を調節する方式である。
  4. 電極式水位検出器は、蒸気の凝縮によって検出筒内部の水の純度が高くなると、正常に作動しなくなる。
  5. 熱膨張管式水位調整装置には、単要素式はあるが、二要素式はない。
答:3
  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 正しい。純水は絶縁体である。
  5. 熱膨張管式は、金属管の温度の変化による伸縮を利用したものである。水位と蒸気流量を利用した二要素式もある。現在は電気制御装置の発達により、ほとんど使われていない。

2021年10月8日

【2021年10月版】関東安全衛生技術センターのアクセス方法【バス時刻表】

衛生管理者、ボイラー技師などの労働安全衛生法に基づく免許試験が行われる
関東安全衛生技術センターのアクセス方法を解説します
※2021年10月時点の情報です




概要
住所:千葉県市原市能満2089 
周囲にはダムしかない陸の孤島である。

最寄り駅は小湊鐵道海士有木駅であるがバスの運行はないため注意。
JR内房線・小湊鐵道の五井駅からバスが出ている。


五井駅からは7km近く離れており、徒歩で行くのは困難である。
免状試験が行われる日のみ、五井駅東口から臨時のバス(片道370円)が運行される
片道20分程度であり、これを利用するのが簡便であろう。
乗り合いタクシーも運行されているが、片道600円で4人揃ったら出発というシステムのため利用者は少ない。

また、関東安全衛生技術センター館内には自動販売機しかないため、お昼は五井駅周辺で買うのが良いと思われる。西口にはローソンと松屋、東口にはデイリーヤマザキとローソンがある。
技術センター館内には自習用机が多数あり、早めに到着しても食事や自習が可能である。


 
五井駅から技術センター
バスのりばは五井駅の東口にある
五井駅の自動改札を出て左手方向に進む。
東西自由通路の奥にバスのりばの案内看板が出ている

階段を降りて「3番バス乗り場」に向かう

13:30試験開始の場合は、11:50を始発に10分刻みでダイヤが設定されている。
最終は12:55発であった

バスは現金またはSuica/PASMO等交通系ICカードが利用可能
現金の場合は370円、ICカードは367円である
小銭がない場合は運賃箱付属の両替機で両替できるが、ICカードを利用するのがスマートだ
前のドアから乗車し、乗る際に運賃を支払うシステム

受験者数にもよるが、先頭から20名程度は座席に座ることができる。
各バス30−40名程度は乗れるため、遅い便でも乗り逸れることはないだろう



技術センター館内
1Fロビーのホワイトボードで受験会場が掲示されている。
ロビー前の机に合格後の免状申請書類が置かれている。試験終了直後は混み合うため、開始前に貰っておくことをおすすめする

二級ボイラー技士試験の場合は、14:40が始発、以後5-30分間隔で運行される
最終は16:35
退出可能時刻の14:30はロビーが混み合うため、焦らず14:45, 14:55の便を狙うのが良いだろう

館内には売店がなく飲料の自動販売機3台が設置されている
缶コーヒーやペットボトルのいろはすや麦茶は100円で購入でき良心的だ















2021年10月7日

【2021年9月版】新型コロナ日本入国時の隔離生活レポート【3日目】

 



隔離生活のレポートシリーズ。本記事では3日目の食事を掲載する。
入国日の様子は前の記事を参照。
1日目の食事はこちらを参照
2日目の食事はこちらを参照

コンパクトな部屋で必要最小限の物品と生活する。
ミニマリストはこんな感じだろうか
今日が最後と思うと、この狭いアパホテルの部屋に少し寂しさもある

…でも、やっぱり自分の部屋に帰りたい
朝食


2日目はまさかのパンだったが、3日目は和食
・内容
ご飯、ふりかけ、鮭、切り干し大根の煮物、青菜ソテー、卵焼き、漬物、サラダ、味噌汁、たいやき
水:アパ社長

一見普通の弁当だが、たいやきが付属している。
たい焼きは和食に分類されるであろうが、朝食に食べるものではない
水よりもお茶が欲しい


3日目は朝食と一緒にPCR検査キットが配布される。
配布30分後に検疫官が各部屋を周り回収。
結果が出るのは午後だそうだ。


昼食

良く言えば和洋折衷、悪く言えばパッとしない弁当だ
・内容
ご飯、ふりかけ、目玉焼き、ハンバーグ、大学芋、フライドポテト、パプリカソテー、サラダ、味噌汁
水:アパ社長

さつまいも、じゃがいもが同時に楽しめるお得な弁当だ

ホテル退去
13:30ごろにPCR結果陰性であることが内線電話で伝えられ、ホテルから退去が認められた。
荷物を持ってロビーに行き、カードキーや体温計を返却しチェックアウト処理をする。
成田空港行きのバスは14:30ごろホテルを出発した。
天気はどんよりとした曇りであるが、自宅に帰れるためウキウキした気分だ
15:45ごろ成田空港第2ターミナルに到着。特に点呼等はなく、現地で解散となった。
これからは自宅に戻り、14日間の隔離生活となる。
おつかれさまでした。

2021年10月2日

【2021年9月版】新型コロナ日本入国時の隔離生活レポート【2日目】



隔離生活のレポートシリーズ。本記事では2日目の食事を掲載する。
入国日の様子は前の記事を参照。
1日目の食事はこちらを参照
この高カロリー弁当にもなれてきた。国民の皆様の税金で賄われている弁当のため、文句は言えない
ほっともっとの幕の内弁当からおかずを数品抜いて貧相にしたと思えば悪くない。

朝食


昨日までとは打って変わって洋食化した
・内容
パン(丸パン、黒糖ブレッド)、バター、ケチャップ、パスタ、フライドポテト、マカロニサラダ、ピクルス、サラダ、グレープフルーツ
水:アパ社長

ビジネスホテルの朝食バイキングはワクワク感があるが、この弁当にはそれがない。
パンはぱさついており、口の中の水分をすべて持っていかれた。


昼食


昨日と同じように中華風の弁当。
アセロラゼリーは生まれてはじめて食べたかもしれない
・内容
ご飯、ふりかけ、肉野菜炒め、シュウマイ、餃子、厚揚げ、ザーサイ、アセロラゼリー
水:アパ社長


夕食


弁当メーカーが戻ったのか、紙容器に変更。
夜の弁当は若干豪華になるのが嬉しい。
明日でこの隔離生活も終わりのため、最後の晩餐だ。

・内容
炊き込みご飯、ごま豚しゃぶサラダ、たけのこと里芋の煮物、春雨、コーン、味噌汁(とうふ)
水:富士