問21
ボイラーの液体燃料の供給装置について、適切でないものは次のうちどれか。
- 燃料油タンクは、用途により貯蔵タンクとサービスタンクに分類される。
- 貯蔵タンクには、自動油面調節装置を取り付ける。
- サービスタンクの貯油量は、一般に最大燃焼量の2時間分程度とする。
- 油ストレーナは、油中の土砂、鉄さび、ごみなどの固形物を除去するものである。
- 油加熱器には、蒸気式と電気式がある。
問22
重油に含まれる成分などによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。
- 残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
- 水分が多いと、熱損失が増加する。
- 硫黄分は、主にボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。
- 灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し、伝熱を阻害する。
- スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。
問23
石炭の工業分析において、分析値として表示されない成分は次のうちどれか。
- 水分
- 灰分
- 揮発分
- 固定炭素
- 水素
問24
ボイラーにおける気体燃料の燃焼方式について、誤っているものは次のうち どれか。
- 拡散燃焼方式は、ガスと空気を別々にバーナに供給し、燃焼させる方法である。
- 拡散燃焼方式を採用した基本的なボイラー用バーナとして、センタータイプバーナがある。
- 拡散燃焼方式は、火炎の広がり、長さなどの調節が容易である。
- 予混合燃焼方式は、安定した火炎を作りやすいので、大容量バーナに採用されやすい。
- 予混合燃焼方式は、気体燃料に特有な燃焼方式である。
問25
ボイラーの圧力噴霧式バーナの噴射油量を調節し、又はその調節範囲を大き くする方法として、最も適切でないものは次のうちどれか。
- バーナの数を加減する。
- バーナのノズルチップを取り替える。
- 油加熱器を用いる。
- 戻り油式圧力噴霧バーナを用いる。
- プランジャ式圧力噴霧バーナを用いる。
問26
ボイラーの燃料の燃焼により発生するNOxの抑制方法として、誤っているものは次のうちどれか。
- 高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間を長くする。
- 窒素化合物の少ない燃料を使用する。
- 燃焼域での酸素濃度を低くする。
- 濃淡燃焼法によって燃焼させる。
- 排ガス再循環法によって燃焼させる。
問27
ボイラー用気体燃料について、誤っているものは次のうちどれか。
- 気体燃料は、石炭や液体燃料に比べて成分中の水素に対する炭素の比率が高い。
- 都市ガスは、液体燃料に比べてNOxやCO2の排出量が少なく、また、SOxはほとんど排出しない。
- LPGは、都市ガスに比べて発熱量が大きく、密度が大きい。
- 液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料には、LPGを使用することが多い。
- 特定のエリアや工場で使用される気体燃料には、石油化学工場で発生するオフガスがある。
問28
燃料の分析及び性質について、誤っているものは次のうちどれか。
- 組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられる。
- 発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量である。
- 液体燃料及び固体燃料の発熱量の単位は、通常、MJ/kgで表す。
- 低発熱量は、高発熱量から水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいう。
- 高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水分及び炭素の割合によって決まる。
問29
ボイラーの燃焼における一次空気及び二次空気について、誤っているものは 次のうちどれか。
- 油・ガスだき燃焼における一次空気は、噴射された燃料の周辺に供給され、初期燃焼を安定させる。
- 油・ガスだき燃焼における二次空気は、旋回又は交差流によって燃料と空気の混合を良好にして、燃焼を完結させる。
- 微粉炭バーナ燃焼における二次空気は、微粉炭と予混合してバーナに送入される。
- 火格子燃焼における一次空気は、一般の上向き通風の場合、火格子下から送入される。
- 火格子燃焼における二次空気は、燃料層上の可燃性ガスの火炎中に送入される。
問30
ボイラーの通風に関して、適切でないものは次のうちどれか。
- 炉及び煙道を通して起こる空気及び燃焼ガスの流れを、通風という。
- 煙突によって生じる自然通風力は、煙突内のガス温度が高いほど強くなる。
- 押込通風は、燃焼用空気をファンを用いて大気圧より高い圧力の炉内に押し込むものである。
- 誘引通風は、燃焼ガス中に、すす、ダスト及び腐食性物質を含むことが多く、かつ、燃焼ガスが高温のためファンの腐食や摩耗が起こりやすい。
- 平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用したもので、炉内圧を大気圧よりわずかに高く調節する。
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